ブログは本業でも副業でも非常におすすめの働き方ではあるのですが、残念ながら1記事や5記事書いた程度で億万長者になれる簡単なものではありません。
しかし、人という生き物はすぐに結果を求めてしまうものなので、この「すぐにお金が発生するわけではない」ブログという働き方が続かないという人が多いでしょう。
そこで今回はブログを習慣化する方法やマンネリ対策について詳しく紹介していきます。
私もブログが続かないことはありましたが、原因を分析し、しっかりと対策することで続けられるようになりました。
- ブログが続かない人
- ブログの収益化を諦めそうな人
- ブログに対するモチベーションが下がっている人
ブログの継続率は10〜20%!続けられない人がほとんど
まず覚えておきたい事として、ブログが続けられない原因はあなたにサボり癖があるからではありません。
「仕事には遅刻せずきちんと行っているし、他のやるべきこともきちんとこなしている。でもブログだけは続けられない」「自分は怠惰な人間だ」と思う人も多いでしょう。
しかし、そもそもブログの継続率は10%から20%であると言われています。
つまり、続けられない人がほとんどなのです。
ということは、ブログを続けられない自分を責める必要はありません。
必要なことは、ブログを続けられる方法を知ること、対策を施していないことを反省することだけです。
そこで、まずはブログが続かない理由について考えていきましょう。
ブログが続かない理由について考えてみよう
まずはブログが続かない理由について紹介していきます。
さまざまな理由があるので、複数当てはまる人も多いのではないでしょうか。
しかし、いずれもしっかりと対策すれば解消できる理由なのです。
ブログの方向性が決まっていない
ブログで稼ぎたいという志は持っているものの、そもそも何を書けば良いのかわからず、記事の題材について考える時間が非常に長い人が多いです。
そういった人はブログの方向性が定まっていないのが大きな問題であると考えられます。
例えば、フリーランスの人たちに有益な情報を発信するブログがあったとします。
有益な情報と言っても、「案件を獲得する方法」なのか「生活習慣を自分で律することが大切である」と発信するのか、「節税対策について紹介する」のかでは大きく変わってきます。
もちろん、最終的に一つのブログでそれらの話を網羅的に紹介するというのは悪いことではありません。
しかし、まずは広すぎる枠組みで考えてしまうと何を書けばいいのかわからなくなってしまうので、ペルソナをもっと絞り、誰に対して、どのような情報を発信していくのかということを考えなければなりません。
収益が出ないからモチベーションの維持が難しい
「そもそも収益が出ないからモチベーションが無い」という人も非常に多いのではないでしょうか。
上の画像は「日本アフィリエイト協議会」という任意団体が発表した「アフィリエイト市場調査2022」です。
驚くべきことに40.1%の人が「収入はない」と回答しており、「1,000円未満である」と答えたい人が30.9%、つまり70%以上は毎月1,000円もアフィリエイトで稼げていないのです。
この情報を鑑みるならば、ブログを続けられる人が10%から20%であるというのも納得できます。
そして、現段階で収益が発生していない、もしくはあまり多くないという人も、「稼げていないのは自分だけだ」と劣等感を持つ必要がないことがわかります。
例えば、ブログと似た副業であるwebライターならば、初心者であろうと、まとまった量の記事を書けば数万円単位のお金を稼げますし、すぐに報酬が発生します。
しかし、ブログはGoogleアドセンスの審査に通過したり、Amazonアソシエイトの条件を満たしたりしない限り収益が発生しないので、モチベーションが高まらないのです。
書いているジャンルが好きじゃない
ブログは好きなことを書いているだけではお金を発生させることはできません。
思ったことを書きなぐっているブログで収益を発生させることができるのは、もともと知名度がものすごくある芸能人くらいでしょう。
しかし、好きじゃないジャンルについて書いていても、面白いものを書くことはできません。
例えば、アクセスを多く稼げるものとしては芸能人のスキャンダルなどが挙げられます。
しかし、「こんな記事を書いている自分が嫌だ」と思って作成していては、良いものを作れません。
よって、「自分が本当に好きなものしか書かなくて良い」という甘い世界ではないですが、嫌いなジャンルのものを作成していても続きませんし、ユーザーを満足させることもできないので、方向性を変えてみても良いのではないでしょうか。
書くネタがない
そもそも書くネタがないというのも、多くの人がブログを継続できない理由に挙げられるでしょう。
好きじゃないジャンルを書いている場合はもちろんのこと、好きなジャンルであったとしても20記事、30記事書いた段階でネタが尽きてしまうこともあるのではないでしょうか。
特に、本気でブログを伸ばそうとさまざまな対策をしている人であればあるほど、「このネタはそこまでアクセスを稼げないかもしれない」と悩んでしまい、記事の題材が全然思いつかないということもあるでしょう。
ブログのネタが浮かばない人は、ぜひこちらの記事も併せて確認してみてください。
時間を取れない
ブログはどれだけ取り組んでも、ほとんどの人は最初の数ヶ月、収益が0円です。
副業として取り組んでいる人はもちろんのこと、フリーランスで働いている人でも、なかなか収益を発生させることはできません。
そうなると、別で案件を獲得したり、本業で残業をしたりと、生活するために稼ぐ必要があり、なかなか時間を取れない場合が多いです。
「書かなければならない」という受け身な考え方になっている
ブログに取り込んでいる時、常に100%楽しいと思って取り組める人ばかりではないでしょう。
しかし、「書かなければならない」という「やらされている感」のある受け身な考え方になっていると、なかなかブログを続けることはできません。
常にモチベーション高く取り組むことは難しいかもしれませんが、受け身な考え方になっている場合はなかなかブログを続けることができないでしょう。
ブログを続けられる人の特徴とは?
では、ブログを続けられる人の特徴とは何なのでしょうか。
もし当てはまっているものが少ない場合、そもそもブログという媒体自体が向いていない可能性もあります。
諦める必要はありませんが、あまりにも当てはまらない場合は他の副業を考えてみても良いかもしれません。
文章を書くことが苦じゃない人
多くの人が分かっていることかもしれませんが、ブログは文章を書くことが嫌いな人にはなかなか続けられない仕事です。
常に「文章が書けて幸せだ!最高!」とまで思う必要はありませんが、書いている時に「嫌だな…」とずっと思っている人の場合、あまり向いていないかもしれません。
- 「一度モードに入ったら数時間集中して書ける」
- 「文章を書いている時、あまり苦痛に感じない」
という人こそ、ブログは向いていると言えるでしょう。
「毎日5時間取り組め」というわけではありませんが、数十分書いているだけでストレスを感じてしまう人の場合は、ブログ以外の業務が向いているのかもしれません。
熱中できる何かがある人
熱中できる何かがある人こそ、ブログに向いていると言えるでしょう。
必ずしもブログに熱中しなければならないというわけではありませんが、何かに取り組む時に情熱を持てる人の方が向いているのは間違いありません。
そして、その情熱を持ってる分野が何であるかを考え、それに特化したブログを書くことができれば、一気に記事数を増やすこともできるでしょう。
「お金を稼ぐ」という目的でも良いですし、「知らない誰かのためになりたい」という目的でも良いです。
自分の可能な限り興味のあるジャンルで情報発信に熱中し、目的を達成することに意義を見いだせるモチベーションの高い人はブログに向いていると言えるでしょう。
中・長期的に考えられる人
この記事ではもちろんのこと、他の記事でも口が酸っぱくなるほど話していることではありますが、ブログはすぐにお金が発生する仕事ではありません。
1年以上ブログを書き続けても、お金が稼げない場合もあるでしょう。
よって、中長期的に考えられる人ほどブログに向いていると言えます。
全ての人が、何年も継続したからといってブログで成功できるわけではなく、「継続=収益」ではありません。
それを分かった上でも、書き続けられる人こそ向いているのです。
「3ヶ月先に5万円の収益が入ること、1年後には10万円の収益が入ること」よりも「1ヶ月目からずっと1万円稼げる方がありがたい」という人は、ブログ以外の業務に取り組んだ方が良いかもしれません。
長い目で見て、自分が取り組むことができるか考えて、今後ブログを続けていくか考えてみるのも良いでしょう。
ブログを習慣化し、続けるコツ
ここからはブログを習慣化し、続けるコツについて紹介していきます。
さまざまなポイントがあるので、全てを実践するのは難しいかもしれませんが、一つでも自分ができそうなものがあればぜひ取り組んでみてください。
ブログにおける目標を設定する
まずブログにおける目標を設定することが非常に大切です。
どのような目標でも構いませんが、可能な限り定量的なものを盛り込むことで、数字に向かって努力できるようになるでしょう。
「100記事を書く」でも良いですし、「収益化して1万円を稼ぐ」でも良いですし、「3日に1回は絶対に更新する」でも良いです。
陳腐な例えかもしれませんが、マラソンと同じで、「まず何キロ地点まで走ろう」という短期目標を立てることがブログでも大切なのです。
一つひとつ、小さな目標と大きな目標をそれぞれ決めて達成していくことで、ブログを長く続けられるようになるでしょう。
ルーティンを設定する
ルーティンを設定するというのも、ブログを長く続ける上で非常に重要なことと言えます。
「毎朝ブログを1記事書き終えるまでは他のことをしてはならない」というルールを設けた人を見たことがありますが、その人はすぐに100記事を達成できていました。
さすがにここまで厳しいルールを設けろというつもりはありませんが、このように自分の中で「ブログを書く」ことをルーティンの中に盛り込んでしまえば、そこまで苦痛ではなくなるかもしれません。
最初のうちは習慣化することが難しいですが、1週間、1ヶ月と続けるうちに、歯磨きをするのと同じような感覚でブログを書けるようになる人もいます。
誰もができることではありませんし、副業としてブログをしている人には難しいことかもしれませんが、できる限りルーティンを決めて続けていきましょう。
ブログ仲間を作る
ブログ仲間を作るというのも、記事作成を続ける上で非常に重要なことの一つと言えるでしょう。
一人でずっと記事制作を続けていても張り合いがありませんし、モチベーションもなかなか続きません。
しかし、ブログ仲間を作ることさえできれば、モチベーション高く、お互いに切磋琢磨し合えることでしょう。
同じようなジャンルのブログを運営している方はもちろんのこと、違うジャンルの記事を書いている人でも参考にできる部分があるかもしれません。
特に「ブログを継続する」という観点から考えると、マインドや取り組み方が重要になってくる部分も多いので、SNSやコミュニティなどを活用してブログ仲間を積極的に作るのは非常に良いことでしょう。
ネタのストックを作っておく
ネタのストックをあらかじめ作っておくというのも、ブログを継続する上でおすすめの方法の一つです。
「構成を作ってから完成まで、他の作業をしてはいけない」というルールはないので、「今日は構成をたくさん作る日」と決めて、ストックを作っておくのも良いでしょう。
特に、良いキーワードが思いついた場合はキーワードプランナーやラッコキーワードなどを活用して、類義語や共起語などをリストアップしておくのも選択肢の一つです。
「文章を書く気にはなれないけれども、単純な作業をする元気はある」という日もあるはずです。
そうした日はストックを作って、明日以降の自分に楽をさせてあげましょう。
記事作成におけるストレスを減らす
あなたの記事制作におけるストレスにはどのようなものがあるのかを分析して、それをどうにか解決できないか考えてみるのも選択肢の一つです。
先ほど「記事を書けない日は構成やネタだけを考えておくのも良い」と話しましたが、それをさらに細分化してみるのです。
ブログの記事を作成するにあたっては下記のような流れがあるでしょう。
ブログを作成する流れ
- キーワードを調べる
- 構成を作る
- 下書きする
- 修正する
- メタディスクリプションを書く
- 文字装飾・画像の挿入
- 公開
そこで、この中で自分ができるものだけでも良いので、時間がある時に取り組んでおき、ブログを書き始めるまでのハードルを下げてみるのも選択肢の一つです。
競合のブログやメディアを読んでみる
強豪のブログやメディアは強大なライバルでもありますが、参考にするべき相手でもあります。
あなたのブログと同じジャンルのメディアやブログで上位表示されているものは、何かしらあなたのブログより上回っている部分があるからです。
もちろん、下記のような真似できない部分もあります。
- 「専属のデザイナーを雇っており、デザイン性の高い画像を盛り込んでいる」
- 「webサイトのデザインが良く、使いやすい」
- 超大手の企業が運営している、ネームバリューもドメインパワーも最強のメディア
しかし、意外と掘り下げて考えてみると、問題はそういった部分ではないこともあります。
ユーザーに対して真摯に考えて、「悩みを解決できるような記事を書いているか」「適切な位置にCTAのボタンを設置しているか」など、そのブログに勝てない理由は根本的なものかもしれません。
自分のブログと比較して、足りないものはどんどん自分のものにして、より良い記事を提供できるように工夫してみましょう。
ブログを続けるメリット
ブログを続けるためにはモチベーションを保つことも非常に重要です。
モチベーションを保ってもらうために、最後にブログを続けるメリットについて詳しく紹介していきます。
収益が安定するので焦らなくなる
ブログを正しい方法で続ければ、収益というものは安定してきます。
もちろん、しっかりと構成を考え、有益なブログ記事を提供する必要こそありますが、続けていけば最終的に収益化はできますし、収益も安定してきます。
そうなると、「ブログを更新しなければならない」という焦りが無くなり、「ブログを更新するとお金が入ってくる」能動的なモチベーションが生まれます。
このような好循環が生まれるとに「ブログを続けられない」という悩みも解消されていくのではないでしょうか。
一生物のスキルが身に付き、ポートフォリオにもなる
ブログを長く続けられると、収益が安定してくるのはもちろんのこと、「ライターとしてのポートフォリオになる」というメリットもあります。
自分のブログを持っているということは、構成が作成できるのはもちろんのこと、文章も良いものを書くことができ、画像選定や文字装飾などのスキルが身についているということです。
まして、「ブログを伸ばせた」ということは「SEOライティングについての知識があり、根気よく記事が書ける人材である」ということです。
確かにブログが伸びている場合、Webライティングの案件を受けるよりもブログ更新した方が稼げる場合も多いです。
しかし、「新しい経験をしたい」「違うジャンルを書いてみたい」という方にとっては、自分のブログをポートフォリオにして、新しいジャンルに挑戦してみるのも選択肢の一つでしょう。
面倒になる理由を取り払い、ブログの更新を続けて収益を伸ばそう!
今回はブログが続かない人向けに、執筆を習慣化する方法やマンネリ対策などについて詳しく紹介してきました。
確かにブログという仕事は最初のうち時給0円ですし、モチベーションを保つのは難しいことでしょう。
しかし、しっかりとした対策をした上でさまざまな工夫をすれば、あなたがブログを続けられない理由を解決できるかもしれません。
ぜひ本記事を参考に、ブログを続けて、収益化を目指しましょう。