一般的なドメインとは別に、「中古ドメイン」というものが存在します。
「SEOに強い」など、調べると色々な話を聞く、良さげなドメインです。
しかし、「名前は聞いたことがあるものの、実際はどのようなものなのか詳しく知らない」という方がほとんどでしょう。
そこで今回は「中古ドメイン」とはどのようなものなのか、ブログに使うのはおすすめなのか、詳しく紹介していきます。
そもそも「中古ドメイン」とは?
中古ドメインとは、その名の通り過去に他のサイトで利用されていたドメインで、その中でも「現在、再登録可能なもの」つまり現在は利用されていないドメインを指す言葉です。
そのドメインを使っていたサイトのGoogleからの評価や外部リンクがそのまま引き継がれるので、新規に取得するドメインよりもSEOに強いことが多いです。
ブログで中古ドメインを利用するメリット
では、実際に中古ドメインを利用する際のメリットにはどのようなものがあるのか、一緒に確認していきましょう。
ブログで中古ドメインを利用するメリットは大きくわけて3つあります。
被リンクの数が多い
被リンク、つまり他のサイトがリンクを貼ってくれていると、「他人からも紹介される、良いサイトである」とGoogleが認識し、検索結果でも上位に上がることが多いとされています。
そのドメインを使っていた前のサイトに多くの被リンクがあった場合、SEOにも効果的と言えるでしょう。
ただし、前のサイトの前提でリンクを貼っているブログなどから来ると、「目的が違う」とマイナス評価になってしまうこともあるので、気をつけましょう。
インデックスされやすい
検索エンジンからの評価の流れは、下記のようになっています。
- 検索エンジンのロボットがサイトにやってきて、情報収集をする(クロール)
- 集めた情報をデータベースに登録する(インデックス)
- データベースに登録された情報を分析し、順位を決める
新規のドメインを使う場合は、まず検索エンジンから認識されるまで時間がかかります。
しかし、中古ドメインの場合、すでに始めの段階から検索エンジンに認識されています。
よって、新規ドメインよりもインデックスされやすく、早くブログを伸ばせる可能性が高いのです。
【ドメインパワー】上位表示される可能性がある
「ドメインパワー」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
つまり「そのドメインが検索エンジンにおいてどれほどの影響力や信頼性を持っているか」ということです。
ちゃんとした運営者の元、長期間運営されてきたサイトのドメインパワーはかなり強いです。
よって、「1記事書いただけでいきなり1位になる」というのは難しいですが、想像よりも早い段階でブログが上位表示される可能性もあるのです。
ブログで中古ドメインを利用するデメリット
一方、ブログにおいて中古ドメインを利用することにはデメリットやリスクもあります。
簡単に紹介していくので、下記の点を参考にして、中古ドメインを利用するか検討してみてください。
基本的に料金が高い
中古ドメイン、それも評価の高い中古ドメインは、それだけ料金が高いことも多いです。
評価の高いドメインを作り上げるには、相当な努力が必要になります。それだけ時間を割いて作り上げたものを安価で手放したくない、という人も多いでしょう。
3,000円〜30,000円程度と幅広いですが、「中古ドメインを活用して早く自分のブログを検索上位に上げたい!」という人は初期投資を少し頑張る必要があるかもしれません。
また、「高い=良質なドメイン」とも限りません。相対的に判断して、あなたが活用できそうな、予算内に収まる中古ドメインを購入しましょう。
突然検索順位が低下する場合がある
中古ドメインの場合、被リンクを全て削除された、コンテンツの内容がガラリと変わった、などの理由で突然検索順位が低下することもあります。
被リンクの方は仕方ない部分もありますが、コンテンツの内容については方向性を合わせることが可能です。
中古ドメインを買う前に、いくら良さげだと思っても、あまりにも違うジャンルのサイトで使われていたドメインは使わない方が良いでしょう。
ペナルティの有無を確認する必要がある
中古ドメインはドメインパワーや被リンクも受け継ぎますが、そのドメインがペナルティを受けていた場合、それも受け継いでしまいます。
よって、どのようなサイトで使われていたドメインなのか、簡単に確認しておく必要があります。
「なんかいい感じだから、買ってみよう」と安易に取得するのではなく、しっかりと良質なドメインかを確認することをおすすめします。
中古ドメインを取得する前に運用歴を調べよう
中古ドメインを取得する前に運用歴を調べるのも重要です。
購入後はGoogle Search Consoleを使って詳しく見られるのですが、購入前となるとそうもいきません。
そこで、「Internet Archive: Wayback Machine」というサイトを利用しましょう。
Webサイトが保存されたページを時期ごとに閲覧可能で、どのように運用されていたかをチェックできます。
この方法で、購入を検討している中古ドメインがどのように使われていたかが分かります。
ペナルティの対象であったかを100%判断できるわけではありませんが、どのようなサイトだったかを調べることは可能です。
購入後に「とんでもないサイトに使われていた、買って損した」とならないためにも、あらかじめチェックしておきましょう。
中古ドメインの取得方法とは?
中古ドメインは「中古ドメイン 販売」などで調べればいくらでも販売サイトが出てきますが、今回は「中古ドメイン販売屋さん」で購入する場合を例に取って紹介します。
デザインからも分かるように、「ラッコキーワード」と同じラッコ株式会社が運営しているサイトなので、信頼性も高いです。
今回は「中古ドメイン販売屋さん」を紹介しましたが、他にも中古ドメインを扱っているサービスは複数あるので、気になるサイトがあれば利用してみてください。
【まとめ】中古ドメインを活用して最速でブログを伸ばそう!
今回は中古ドメインについての解説やメリット、デメリットを紹介しました。
中古ドメインを上手く活用すれば、通常よりも早くブログを検索結果上位に上げることができる便利なものです。
以前はどのように使われていたのかをしっかりと確認した上で、予算に合うものがあれば購入してみるのも選択肢の1つでしょう。