ブログの文字数は何文字が正解?多ければ多いほど良いの?

ブログの文字数は何文字が正解?多ければ多いほど良いの?

ブログの記事を作成するにあたって、文字数について悩む人は多いでしょう。

記事によっては「文字数は多ければ多いほど良い!」と書く人も居ますが、一方で「いたずらに文字数を増やすのは良くない」という声もあります。

結論から言うと、文字数はむやみに増やすものではありません

とはいえ、伸びている記事の多くは文字数が多いので、混乱する方も多いでしょう。

今回はブログの文字数と検索順位やSEOとの因果関係について解説していきます。

この記事をおすすめする人
  • 文字数とSEOの因果関係を知りたい人
  • ブログの記事を上位表示させたい人
  • おすすめの文字数計測ツールを知りたい人
目次

ブログに「この文字数にすれば正解」というものはない

まず結論として、ブログにおいて「この文字数にすれば正解!」というものはありません。

確かに、500文字程度ではさすがに上位表示されることはありませんが、基本的に文字数の縛りはありません。

それぞれ記事の内容、主題によって最適な文字数は異なります

GoogleのスポークスマンであるJohn Mueller氏は「検索意図に応えることが重要で、文字数は重要でない」と語っています。

ツイートは消してしまったようですが、YouTubeの動画などでも言及しています。

Googleの検索順位の付け方に関して非常に有益な情報が得られるので、英語が分かる人はぜひ空いた時間にでも観てみてください。

また、GoogleのアナリストのGary Illyes氏も「短文の記事でも検索順位は上げられる。長文=検索順位が上がるということはない」と言っています。

DYK that you can rank well with short content, too? Long form content is not always the answer. pic.twitter.com/tpb1D06iiW— Gary 鯨理/경리 Illyes (so official, trust me) (@methode) March 9, 2017

Gary Illyes氏のTwitterより

SEOとブログの文字数に直接的な関係はない

冒頭でも話しましたが、SEOとブログの文字数に直接的な関係はありません。

文字数が多ければ多いほど検索結果の上位に上がるならば、冗長な言い回しをしてとにかく長い記事を作れば良いでしょう。

chatGPTを活用すれば量産できそうです。

しかし、文字数が多い=高く評価されるということは全くないので、文字数を増やす努力は必要ありません。

キーワードやターゲットに応じて文字数を変える

キーワードやターゲットに応じて文字数を変えることが、記事作成において最も重要であると言えるでしょう。

例えば「就活 対策」で検索する人と「就活 面接 対策方法」で検索する人ではそれぞれ検索意図が異なります

前者は就活のESの作り方が知りたいのかもしれませんし、自己分析の方法、面接対策までニーズは豊富です。

一方、後者は面接の対策方法を知りたいと思って検索している人がほとんどです。

前者の方が知りたい情報量が多いので、当然ながら記事の文字数は増えます

一方、後者がターゲットの記事は面接の対策方法について説明するだけなので、文字数は少なめになります。

このように、キーワードやターゲットに応じた文字数、盛り込む情報の量は異なるので、工夫が必要なのです。

少ない文字数でも内容が良ければ上位に表示される

先ほど少し触れた部分ではありますが、文字数が少なくても、ユーザーのニーズを満たせる素晴らしい記事ならば、上位表示を目指すことができます。

例えば「ブログ 始め方」で検索すると、12,000〜20,000文字の記事が多い中、5位の記事は7,689文字です。

このことからも、文字数と検索結果に因果関係は無いことがわかります。

文字数に縛られるのではなく、ユーザーにとって必要な情報を網羅した、読みやすい記事を心がけることが重要なのです。

多すぎるのはむしろ読みにくい

むしろ、文字数が多すぎるとユーザーも読む気を失くしてしまうので、簡潔に書くことも重要です。

例えば「ブログというものは読者のニーズに寄り添うということが重要と言えるので〜」という文章にしても

「ブログは読者のニーズに寄り添うことが重要です」と簡潔に書いた方が読者も読みやすいです。

また、「〜という」などの冗長表現を乱用するとGoogleからの評価も下がるとされているので、やはり無理に文字数を増やす必要はないと言えるでしょう。

読者は「長く記事を読むこと」が目的ではありません。知りたい情報を得る、または悩みを解決できればそれで良い人がほとんどです。

極論「見出しと太字だけを読めば内容が分かる」記事であれば、目次だけ読んで解決、ということもあるでしょう。

ブログの目的は「ユーザーの疑問・悩み解決」です。「文字数を増やすことではない」ということを忘れずに制作しましょう。

文字数が多い記事が上位表示されている理由

しかし、上位表示されている記事は往々にして文字数が多いです。

これには先ほど解説したように、いたずらに文字数を増やしているわけではなく、確かな理由があります。

大きく分けて3つあるので、一緒に確認していきましょう。

ユーザーが知りたい情報を網羅しているから

文字数が多いということは、ユーザーが知りたい情報を網羅している可能性が高いです。

ユーザーが知りたい情報を網羅しようと思うと、どうしても文字数は多くなります。

文字数を増やすことを目的にするのではなく、網羅的に情報を盛り込んでいるから文字数が多くなっていることが多いのです。

SEOと文字数は確かに関係ありません。しかし、ユーザーの悩みを解決するためには、ある程度ボリュームのある記事を書くことが求められると言えるでしょう。

複数の関連キーワードを含んでいるから

複数の関連キーワードを含んだ記事は、ユーザーのニーズをより満たしていることが多いです。

当然ながら扱うキーワードが増えれば文字数が増えるので、文字数が多い記事が上位に上がることが多いのです。

例えば「SEO対策」の関連キーワードなら「SEO対策 費用」「SEO対策 無料」などが挙げられます。

ただし、関連キーワードは無理に盛り込む必要はありません。

必要な情報を盛り込んでいれば、おのずと関連キーワードが入っていることが多いからです。

これにより幅広いユーザーのニーズに応えられるので、記事を開く人が増え、Googleから高く評価されるのです。

潜在ニーズまで満たせているから

読者の潜在ニーズにまで応える記事は、おのずと文字数が多くなる傾向があります。

潜在ニーズとは「ユーザーが自覚していないニーズ」のことです。

例えば「オーバーサイズ Tシャツ」で検索している人には「体型が分かりにくい服が欲しい」や「細く見せたい」という潜在ニーズが隠れている可能性もあります。

このような潜在ニーズまで満たせている記事は最終的に文字数が多くなるので、この意味でも文字数の多い記事が上位表示される傾向にあると言えます。

ユーザー目線の記事を作成する方法

文字数とSEOの関連がわかったところで、ユーザー目線の記事を作成する方法についても考えていきましょう。

下記の5点を抑えて執筆することがで、よりユーザーにとってやさしい記事を作成できるはずです。

ペルソナ(読者)を具体的にイメージする

このブログで口酸っぱく言っていることなのですが、ペルソナを具体的にイメージすることは非常に重要なので再度強調しておきます。

架空の読者像を作成し、「その一人に向けた記事」を作成することが大切です。

作成したペルソナの悩みを全て解決できる記事を作成できれば、記事を訪れた実際にユーザーも満足してくれるはずです。

記事のテーマは一貫させる

記事のテーマを一貫させることも重要です。

網羅的にニーズを満たそうとすると文字数が多くなり、特に1万文字を超えるようなボリュームのある記事は書いている途中で方向性がブレたりもします。

しかし、ユーザー側から考えると、「ニーズに沿った記事を見つけた」と思ったら、どんどん内容が逸れていくのでがっかりし、離脱することになるでしょう。

よって、文字数が多くなった場合は時折記事を読み返す、一旦執筆を休憩する、場所を変えるなど工夫をしつつ作成することをおすすめします。

わかりやすく簡潔な文章を書く

ユーザーの目的は長い文章を読むことではなく、知りたい情報を得ること、悩みを解決することです。

よって、だらだらと書くのではなく、必要な情報だけを盛り込んだ、簡潔な文章を書くようにしましょう。

記事が完成してからも、再度プレビューなどで確認し、「ここは必要ないだろう」と感じた部分はどんどん削除して構いません

ユーザーの目的を可能な限り短時間で解決できる、必要なことだけが書かれている記事の作成を目指しましょう。

自分の言葉で書く

ブログの記事を書くにあたって、何のページも見ずに作成することはほとんどないでしょう。

しかし、その記事に書いてあることをそのまま書くのは良くないです。

コピペチェックにも引っかかりますし、独自性の無いコンテンツはGoogleから評価してもらえません

必ず、一度自分の中に知識として落とし込み、それを自分の言葉で書くことが大切です。

必要な情報を飛ばさない

必要な情報を飛ばしてしまい、中途半端な記事を公開するのはあまりおすすめしません。

正直、潜在ニーズを網羅できる記事を作成するのは簡単なことではありません。

1日では終わらないこともありますし、途中で「80%くらいの完成度だけど、もう公開してしまうか…」と思うこともあるでしょう。

しかし、必要な情報を満たせていないとユーザーは満足しませんし、途中で離脱して他の記事を開いたり、似たようなキーワードで検索をしたりしてしまいます。

記事を閉じたユーザーが他の記事を開いたり、新しく検索をしたりするとGoogleから「この記事はニーズを満たせなかったのだな」と判定されることが多いです。

よって、多少時間がかかっても完成させるべきです。一旦公開してから追記しても良いですが、満足してしまい、修正できないタイプの人は公開も待ちましょう。

タイトルやメタディスクリプションの文字数は?

キーワードを詰め込むために、タイトルやディスクリプションの文字数を増やしたいと考える人も多いでしょう。

しかし、結論から言うとタイトルは多くとも32文字、メタディスクリプションは80字以内で設定することをおすすめします。

なぜかと言うと、スマホ、PCにはそれぞれ表示の限界が存在するからです。

多くの人はスマホでブログを読むので、スマホが表示できる限界の文字数に留めておくと良いでしょう。

せっかく苦労して考えたタイトルやディスクリプションが途中で切れてしまっていては、魅力が最大限に伝わりません。

そこで、「タイトルは32文字以内、ディスクリプションは80文字以内」と覚えておきましょう。

文字数をチェックするのにおすすめのツール

最後に文字数を計測するにあたっておすすめのツールを紹介します。

それぞれ自分が使いやすいものを選んで利用しましょう。

文字数カウント

引用:「文字数カウント」より

文字数カウントはシンプルかつ最も使いやすい文字数計測ツールです。

スペース込みの文字数と、スペースを無視した文字数を計測してくれます。計測も一瞬なので便利です。

Googleドキュメント

Googleドキュメントでも文字数計測が可能です。

「ツール」→「文字数カウント」で計測可能です。

こちらもスペースを含む文字数と、スペースを含まない文字数を計測できます。

Word

Wordでも文字数計測ができます。

「校閲」を選択し、「エディター」の右下にあるボタンをクリックしましょう。

ただし、WordなどのMicrosoft製品はアップデートですぐにレイアウトが変わるので、お使いのバージョンによっては配置が異なることもあります。

WordPressの文字数計測機能

WordPressにも文字数計測機能がついていることがあります。

画面の左下に表示されていることが多く、ツールを使う必要が無いので便利です。

執筆しながらリアルタイムで文字数を確認できる点が、他のツールに無いメリットと言えます。

【まとめ】ブログは文字数よりも内容が重要!

今回はブログの文字数についてさまざまな観点から解説してきました。

再度強調しておくと、ブログにおいて重要なのは文字数ではなく、「ユーザーの疑問や悩みを解決する」ことです。

そのために文字数が増えるのは良いことですが、無理に増やす必要は全くありません。

ぜひ本記事を参考に、ユーザーにとってやさしい記事を制作していきましょう。

ブログの文字数は何文字が正解?多ければ多いほど良いの?

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